歯科における予防は、歯をむし歯や歯周病から守るための取り組みです。
昔は「歯科医院は痛くなってからいくところ」というのが常識でしたが、それでは歯の耐久性や見た目の美しさを守ることができないのがわかってきました。
歯をいつまでも健康に守るための秘訣は「毎日のセルフケア」と「定期的な歯科医院でのプロケア」です。
どちらか一方では成り立たないため、患者さんと歯科医院が一緒になって「歯を治療する」から「予防する」への意識改革を進めていきましょう。
お子さんの予防
お子さんの歯は大人の方の歯に比べ歯質がやわらかく、表面に小さな穴がたくさん開いています。
大人の方に比べてむし歯になりやすく、進行も早いため、むし歯にならないためのお口づくりがお子さんの予防の近道です。
乳歯がむし歯になると、以下のように成長への悪影響が起こる可能性があります。
むし歯を繰り返してしまうとこんな悪影響が!
むし歯ができる原因
食事後のお口の中は、むし歯の原因菌が活発化する「酸性」の状態になります。
お口の中の食べかすやみがき残しによって、口内の酸性状態が長期化するとむし歯を進行させてしまいます。
また、お口の中の細菌数そのものが増えると、むし歯になるリスクも必然的に上がってしまうと言われています。
当院で行っているお子さんへの予防ケア
大人の方の予防
歯周病は成人の8割が罹患している国民病です。 進行すると歯を支える骨を溶かして歯を失う原因になることはもちろん、
近年では「糖尿病」「心疾患」「誤嚥性肺炎」など、全身に重篤な病気を引き起こす可能性があることが分かってきています。
「私は毎日歯みがきをしているから大丈夫」と思っていても、歯周病は重症化するまで自覚症状がなく、
気づいた時には手遅れになっていることが多い病気です。 誰でもリスクがあるため、過信しないで予防することが大切です。
歯周病が出来る原因
当院で行っている大人の方の予防ケア
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定期検診
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スケーリング
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PMTC
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歯みがき指導